2019年12月2日月曜日

西教寺@埴科郡坂城町大字上五明

西教寺石門
寺伝では、初め網掛の越堂にあって真言宗実成坊といい、同村泉口社❨村上大国魂社❩の別当寺であった。寛治八年❨1094❩源顕清が下向し、その菩提寺となった。延応元年❨1239❩、円光大師法然上人第三世の然阿良忠記主禅師が善光寺参詣の折、実成坊浄土宗に改め、天照山良忠院西教寺と改称し、良忠を中興開山としたという。
記主禅師が宝治二年❨1248❩ごろ善光寺参詣のことは確かであるが、延応元年については明らかではない。
領主村上為頼は厚く帰依寺領及び山林を寄進保護した。その後西教寺は寺替跡に移り、明徳四年❨1393❩、島寺に転寺し、天正十五年❨1587❩現在地に移った。
西教寺木造阿弥陀如来像は檜材の寄木造りで鎌倉時代の様式を残す同末期の仏像である。❨「坂城町誌」❩


六地蔵。奥の森は坂城神社。
山門。
「木造阿弥陀如来立像」の説明板。

西教寺由来の説明板。

本堂。
鐘楼。
村上頼清の墓。

境内。
境内西側の道端の石塔。



2019、10月初訪

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