詳細不明。
「信濃の山城と館」に、「長野県の中世城館跡」記載の略図には堀形と曲輪らしい表記が東西150m、南北500mに散在して、そこからは城としての縄張りが見えてこないとし、唯一まとまりのあるのが「駒形神社」のところとしている。
筆者は「長野県の中世城館跡」記載の略図を見ていないので判断できないが、「駒形神社」のところを中核とする砦群という意味であろうか。
南方1㎞にある「柏木城」との関係が考えられ、西方には「松井愛宕山城」もある。また「駒形神社」から塩野牧との関係も示唆されるが伝承などは残っていないようである。
「駒形神社」のところは南北に細長い高地で、東側の公園は一段低いがそこを含めるとまとまりのある方形となる。
佐久方面の見通しもよいところだが、西側に用水が取り巻いて流れるので古道や水利に関わる小領主層の館のようにも思われる。
駒形神社参道。
境内。
参道を登った両側に土塁らしき盛土がある。
石碑群。
社殿。駒形の石が祀られている。
石祠。
社殿裏の土塁状盛土。
境内。
後世の手が入っているようである。
2020、2月初訪
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