2019年2月15日金曜日

東條健代神社@上田市住吉

大字住吉字宮山にあり、もと諏訪大明神といい、嘉永元年(1848)4月現在の名に改称。祭神は建御名方命、八坂刀売命である。
由緒・創建年月とも不明。境内社に天満社、瑞津姫社、 稲荷社、駒形社、子安社がある。明治6年4 月村社となった。 大正4 年4 月秋葉社、熊野社、白山社、蚕影社、皇大神社、山神社2社を合祀した。
本社、拝殿、祝詞殿、社務所、鳥居を備え長島・金剛寺両部落の中間に位置し宮山を背に904坪の境内は欅の巨木が何本もあり、幽寂なたたずまいである。元和 9年(1623)長島村と金剛寺村に分かれる前は東條村であったため両村の神社となっている。現本殿は寛政8 年(1796)完成、総欅造り。彫刻の華麗さは神科地区に類がない。(『神科を歩こう―上田市神科地域文化財の現況―』)

鳥居

拝殿

説明板。

本社

祝詞殿?

境内社

社叢


東條健代神社から見た米山城。

隣接する大久保の柏山武事神社の創建は室町時代とみられ、伊勢山の砥石健城神社も文安5(1448)年創建というので、この神社もその頃には在ったと思うが史料はない。
東の矢出沢川を挟んで「堀之内」地籍で、小宮山氏の居館跡と考えられており、後に村上氏が砥石城及び一帯を支配するが、これらとの関連も考えられるか。


2019、2月再訪


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