2020年4月20日月曜日

住吉神社@東御市本海野岩下

西海野には二つの神社がある。
「住吉神社」は寛永8年(1631)千曲川の洪水で流された下深井村の氏子らにより大阪住吉神社から分祀し建立したものであるという。
一方の「足穂神社」は江戸期の村社で、飯縄権現が祀られ元飯縄権現と称していた下吉田村の産土神である。

西海野は、江戸時代の街道整備が進められる中、元和2年(1616)に上田藩主真田信之が周辺集落の住民を移住させ成立した「海野新田」が原型という。
寛永2年(1625)に本海野に海野宿が開設され、宿場町に隣接する地域となったが、寛永8年(1631)の洪水により西海野は跡形もなく流されてしまった。
その後、隣接する海野宿と同様に宿場の体裁でまちなみや水路が形成され、今日のような連続したまちなみとして復興した。
そういった経緯のなかで二つの神社が建立されたもののようである。

参道口の両脇に殿石と姫石。
鳥居。「住吉宮」。
拝殿。
本殿覆屋。
石祠。



2020、4月初訪

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足穂神社@東御市本海野岩下

西海野には二つの神社がある。 「足穂神社」は江戸期の村社で、飯縄権現が祀られ元飯縄権現と称していた下吉田村の産土神である。 一方の「 住吉神社 」は寛永8年(1631)千曲川の洪水で流された下深井村の氏子らにより大阪住吉神社から分祀し建立したものであるという。 西海野...